スマートウォッチは、ラグジュアリーモデルからスポーツに特化したものなど数多くの種類がありますが、今回はアウトドアに特化したスマートウォッチ「FOSMET H5」をレビューします。

アウトドアスポーツ用途に特化した時計といえばG-Shockが有名ですが、FOSMET H5は、スタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスを武器にアウトドア業界に殴り込みをかけています。

FOSMET H5の特徴は、軽量で快適な着け心地、高精細なAMOLEDディスプレイ、そして多彩な運動モードを備えるこのスマートウォッチは、日常生活からアクティブなアウトドアシーンまで幅広く対応します。

今回は、この注目のFOSMET H5スマートウォッチの実力と魅力に迫るレビューをお届けします。

製品の特徴からユーザーエクスペリエンス、さらには改善点に至るまで、あらゆる角度から検証してみたいと思います。

スペックと特徴

スペック

項目	詳細
製品名	FOSMET H5
画面サイズ	1.43インチ
対応機種	Android 4.4 / iOS 9.0以上のスマートフォン
ディスプレイタイプ	AMOLED パンダガラススクリーン
解像度	解像度：466 × 466 照度：1,000 nit
製品サイズ	12 x 18 x 3.2 cm
重量	34グラム
機能	1ATM防水, 100+運動モード, Bluetooth通話機能, Bluetooth通知機能
カラー	ブラック
形状	円形
ワイヤレス対応	Bluetooth 5.3
電池使用	リチウムイオンバッテリー
通話機能	あり
発売年	2023
対応OS	Android, iOS
接続方式	USB
機能	スマホを探す、アラーム、リモートシャッター、Eカード、天気、座りすぎリマインダー、心拍数アラート、生理周期リマインダー、飲料水リマインダー

特徴

1. 軽量デザイン: 34グラムという軽量さで、長時間の装着でも快適。デザインと重量のバランスが良い。
2. 高精細AMOLEDディスプレイ: 1.43インチの鮮明なAMOLEDディスプレイは、色の再現性が高く、屋外での視認性も優れている。
3. 簡単ペアリング: 専用アプリ「da fit」を使用し、基本情報を入力するだけで簡単にペアリング可能。
4. カスタマイズ可能なウォッチフェイス: 多様なウォッチフェイスオプションがあり、ユーザーの好みやニーズに合わせてカスタマイズ可能。
5. 多機能性: 100以上の運動モード、Bluetooth通話機能、Bluetooth通知機能を含む。
6. バッテリー持続力: 長持ちするバッテリーで、頻繁な充電の必要が少ない。
7. 耐水性: 1ATM防水仕様で、日常生活での水によるダメージから保護。
8. 広範囲な互換性: Android 4.4およびiOS 9.0以上のスマートフォンと互換性がある。

FOSMET H5の価格

FOSMET H5のAmazonでの販売価格は、9,999円です。

1万円以下で買えるスマートバンドはたくさんありますが、スマートウォッチでここまでの機能性を持ったものはあまり見かけない印象です。

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開封〜デザインをチェック

開封

こちらがFOSMET H5の外箱です。結構薄くて小さいのでお菓子の箱みたいに感じました。

取説はオールカラーでとにかく見やすいです。

FOSMET H5は、iOS（iPhone）とAndroid端末のどちらか1台にペアリングできます。

FOSMET H5とスマホをペアリングするには「Da Fit」という専用アプリをインストールしてください。

ペアリングは超かんたん。アプリを入れて生年月日　体重　性別　体重を入力するだけです。

デザイン

本体を手に持ってみた第一印象は、「めっちゃ軽い！」でした。

iPhone、Huawei Watch GT4などいろんなスマートウォッチを試してきましたが、価格の高さが本体の重みに比例し、その重みが所有欲を満たしてくれるという感じでした。

でもスマートウォッチって必ずしも重くなくていいんだなと、再認識した瞬間でもありました。

ベゼルはアルミニウム合金ベゼルとなっており、鈍色に輝く反射にミリタリーテイストを感じさせてくれます。

FOSMET H5を2週間使用してみて、本作は「Garminのデザインをオマージュしている」ことに気がつきました。

FOSMET H5の画面には有機EL（AMOLED）が採用されてます。

本機は、アウトドア特化ということで、風防（画面）が割れにくいようパンダガラススクリーン（強化ガラス）が採用されてます。

右側面にはボタンが2つついてます。

上側のボタンでアプリ一覧画面へ。下側のボタンで運動モードに画面遷移します。

底面は、おそらくABS樹脂。

手触りはサラッとしているので夏に運動をしたときに汗でスマートウォッチが腕にペタッと貼り付くようなことはないでしょう。

FOSMET H5のバンド幅は22mmです。

デフォルトだとシリコン製バンドが装着されてますが、嬉しいことに交換用のナイロンバンドが1本付属してきます。

バネ棒が仕込まれていているのですが、FOSMET H5に付属しているバンドのバネ帽は工具を使わないで交換できるタイプなのが嬉しいです。

文字盤（ウォッチフェイス）は実用的なものが多く美しい

FOSMET H5の最も評価してあげたい点は、実用的で美しい文字盤がプリセットされているところです。

画面は、AMOLED特有の美しい発色で、PPI（ピクセル密度）も高いため高精細な文字盤を演出してくれる。

文字盤に表示させる項目（天気、気温、曜日など）をカスタマイズする機能はないものの、ユーザーが必要とすると思われる項目を網羅した文字盤がいくつかあリます。

このほかにも「Da Fit」アプリの文字盤ギャラリーからお気に入りのウォッチフェイスを見つけてダウンロードすることができます。

文字盤の種類はクリスマスのような季節的なものからカラフル、デザイン、クラシック、アクティビティなど様々なデザインのものが用意されてます。

ダウンロードは無料ですが、これ以外に第三者が作成したウォッチフェイスを導入できるかは不明です。

計測結果

測定データは、iPhoneのヘルスケアアプリおよび、AndroidのGoogle Fitに同期することができます。

睡眠分析

スマートウォッチ、スマートバンドの共通機能といえば睡眠分析機能ですよね？

人生の三分の１は寝てると言われるくらい「眠りの質」は重要です。

FOSMET H5でももちろん、睡眠分析ができますが、分かる情報は必要最低限というレベルでした。

本機で分かる睡眠データは以下の通り。

1. 合計睡眠時間
2. 睡眠段階（レム睡眠、浅い眠り、深い眠り）
3. 睡眠スコア（100点満点）
4. 同年齢男性との比較（起床時間、睡眠時間）

比較のためにGalaxy Watch 6を逆の腕につけて寝てみましたが、睡眠時間はFOSMET H5の方が20分ほど多めにカウントされてました。

また睡眠中の血中酸素濃度は、睡眠データに表示されないのが少し残念。

アクティビティ

ウォーキングに使用してみましたが、測定精度が若干甘いと感じる場面がありました。

多分、Apple WatchやHuawei Watch GT4のように時計本体にGPSを搭載してなく、スマホのGPSデータと時計の加速度センサーでデータ測定をしていると思われます。

短距離なら誤差は僅かでも長距離走るランナーになってくるとモチベーションにも関わってくるので、精度に関しては参考程度に考えておくといいでしょう、

測定項目に関しては必要最低限の情報を見ることができます。

このほか、本機は1ATM防水に対応しております。

1ATM防水とは、水深10mに耐えれる防水性を意味してますが、結局のところ生活防水程度の能力と考えておいた方がいいかもしれません。

血圧測定

このスマートウォッチのセールスポイントの1つが血圧測定機能です。

いろんなスマートウォッチが発売されてますが、あのApple Watchでさえまだ血圧測定機能だけはついてません。

FOSMET H5は血圧測定の項目があり早速試してみましたが、やはり精度には疑問を持つレベルでした。

使用感

軽いが正義

FOSMET H5を使ってみて1番良かったと思う点は、やはり圧倒的な軽さです。

1年以上、Apple Watch Ultraを愛用していただけあり、デカいのに軽いという不思議な感覚に戸惑ってしまいました（褒め言葉です）。

特に付属のベルクロバンドとの相性は抜群で寝ている時に装着していても圧迫感や重さを感じずつけているのを忘れてしますレベルです。

画面が綺麗

1万円以下で購入できるので液晶画面がもっとチープなものを最初想像してましたが思った以上に高精細で見やすい。

また、照度が1,000ニトあり屋外の明るい場所でも画面が見やすいのが素晴らしいです。

一方、自動照度調整機能がないため、夜間に時計を確認すると眩し過ぎると感じる場面もありました。

バッテリーの持ちが良すぎ

Apple WatchやGalaxy Watchは、バッテリーが基本的に1日しか持ちません。

一方、FOSMET H5は使い方にもよりますが10日前後は無充電で使うことができます。

カタログスペックは、通常使用で6〜7日間とのことですが、実際に使用したところバッテリー消費は1日10％未満でした。

アクティビティの回数を増やすと電池の消費が増えるため誤差が出てきますが、電源の取れない環境（アウトドアキャンプ、スポーツ、出張）など充電の不安から解放されるのがいいです。

専用の充電ケーブルで充電します。

端子部はマグネットになっているので充電中に端子がずれる心配はありません。

通知設定がよくわからない・・・

通知は、上記のアプリからのみに限定され、通知の種類がもっと多いほうが良いと感じました。

あと、スマホを取り出す回数を減らすためにスマートウォッチをつけている人が大半だと思いますが、バグなのか本機は、通知がなぜか届かない時があります。

まとめ

FOSMET H5は、その驚くほどの軽量さ、高精細なAMOLEDディスプレイ、そして多機能性により、アウトドア活動から日常使いまで幅広く対応するスマートウォッチです。

1万円以下という手頃な価格ながらも、ユーザーが求める基本機能をしっかりと備えており、初めてスマートウォッチを手にする人やアウトドア愛好者に特におすすめできます。

ただし、歩数計測の精度や通知機能の限定など、いくつかの改善点も見受けられるため、これらの要素を重視するユーザーは慎重な検討が必要です。

総合的に見て、FOSMET H5はコストパフォーマンスの高い選択肢として、日常生活における健康管理やアクティビティの追跡に十分応える製品です。

ぜひチェックしてみてください。

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